和解までにかかる期間と現在の和解状況(2016年)
B型肝炎訴訟は相談をしてから訴訟・和解に至るまでには一定の期間が必要になります。ここでは専門家への無料相談から訴訟〜和解に至るまでの流れとその期間を説明します。またB型肝炎訴訟は期限が設けられておりますので、その注意点も一緒に説明します。
B型肝炎訴訟 相談〜和解の流れ
B型肝炎給付金の支給を受けるには国に対して訴訟を起こし和解を成立させる必要があります。しかし、訴訟経験のある方はほぼいないはず。ということで分かりにくいB型肝炎訴訟の相談〜和解までの流れを説明します。
B型肝炎訴訟にかかる期間
B型肝炎訴訟で相談〜和解成立までにかかる期間は6ヵ月〜1年程度が一般的と言われています。しかし、和解の期限が近づいていることから原告者数が増加傾向にあり、1年以上かかるケースが増えてきています。また、証拠書類提出後、国から追加の資料を求められた場合には、さらに再審査の時間(4ヶ月から6ヶ月程度)がかかります。
和解成立までの期間を早めるには…
B型肝炎訴訟で最も時間がかかるのが”証拠書類の収集”です。国が指定する書類を完璧に集められる人は少なく、足りないものに関しては代替書類を提出することになります。その代替書類が証拠として認定されるかがB型肝炎訴訟の最大の難所です。無駄な時間を減らすためにも、実績のある専門家に相談することが時間短縮のカギとなります。
B型肝炎訴訟の現在の和解状況(2016/3月)
現在、B型肝炎訴訟の和解状況の全てを正確に把握する方法はありません。調べられる範囲で分かった和解状況は以下の通りです。
|
全国弁護団 |
弁護士事務所A |
---|---|---|
無症候性キャリア |
3,344件 |
1,537件 |
慢性肝炎 |
5,667件 |
1,207件 |
肝硬変 |
982件 |
135件 |
肝がん |
1,949件 |
279件 |
死亡 |
834件 |
71件 |
合計 |
12,776件 |
3,229件 |
その他の弁護士事務所を利用して和解が成立している人の数が分かりませんが、B型肝炎給付金の推定受給者数40万人から考えるとまだまだ進んでいないというのが現状です。
B型肝炎訴訟の期限・期間に関する3つの注意点
B型肝炎訴訟の和解期限は平成29年1月12日までと定められています。この期限を過ぎると給付資格の有無に関わらず1円も給付金を受け取ることは出来ません。期限内にスムーズに和解を成立させるために注意すべき点を抑えましょう。
期限直前の相談は絶対NG!
B型肝炎訴訟を扱える法律事務所の数には限りがあります。また、費用面でも条件のいい法律事務所から埋まっていくことでしょう。当然ですが、弁護士さんは相談された順番で取り組んでいくので、順番待ちをしている間に期限を迎えてしまう可能性も考えられます。
相談→訴訟までには時間がかかります!
期限が近くなると相談者の数も増えるため、担当弁護士がアナタの為に使える時間も限られてきます。収集書類のことなど専門家に相談したいことは沢山でてくるはずです。入念な準備がの為にも1日でも早く相談するようにしましょう。
期限延長の可能性
2016年1月、政府はB型肝炎訴訟の特別措置法について給付金を請求できる期間を2022年1月まで5年間延長することを決定しました。現在、国会に提出中ですので本決まりではありませんが期限延長の可能性が非常に高いです。
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