B型肝炎訴訟は個人でも出来るの?
B型肝炎の給付金について、弁護士費用節約のためか「個人で訴訟は起こせるのか?」といった質問を受けることがあります。確かに訴訟には弁護士を介さなくても起こすことが可能です。まずB型肝炎訴訟とは損害賠償請求の裁判です。通常であれば裁判を個人でやろうとは思わないでしょう。しかし、B型肝炎訴訟の場合はどちらかというと”手続き”という感覚が強いように感じられているようです。
というのも通常の裁判と異なり、B型肝炎訴訟の場合は用意するべき書類が全て決められているからです。この書類さえ揃えられれば、後は自分で書類作成すればいいだろうと考えてしまう方が多いようです。ですが個人で訴訟を起こすのは・・・絶対にオススメしません
個人訴訟をオススメしない2つの理由
証拠書類の収集は想像してるより難しい
厚生労働省や弁護士事務所のホームページを見れば、必要な書類の一覧が確認できます。ですが、これらの書類を何の不備もなく集められる人の方が少ないでしょう。母子手帳や予防接種を受けた証拠などのいずれかが紛失している可能性の方が高いのです。その為、弁護士を通して無くなった証拠の代替書類を用意することで和解を成立させることが出来ます。
弁護士費用も支給の対象となっています
個人で訴訟を起こそうと言う人の多くは費用のことを心配しているようです。確かに裁判にかかる弁護士費用は高いような気がしますよね。詳しくは訴訟にかかる費用で説明していますが、弁護士費用は給付金の6〜12%に設定されています。つまり給付金が3600万円に該当する場合、弁護士費用は216〜432万円になります。
ですが、実はB型肝炎訴訟の弁護士費用も給付金として支給対象となっており、給付金の4%までは弁護士費用として別途支給されます。また完全報酬制をとっている弁護士事務所であれば給付金を受け取った後の支払いでOKですので、費用の心配なく訴訟ができます。
それでも個人で訴訟を起こすなら
まずは司法試験に合格できるレベルの勉強をしましょう。それ位、訴訟・裁判には専門知識が必要になります。提出する書類の記入に少しでもミスがあれば、それだけでやり直しになります。結局、個人で始めたところ挫折して弁護士に依頼するなんてことになりかねませんので、まずは弁護士事務所の無料相談を利用してみましょう。
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